2020年11月06日

幸福ニュース「Eメール内観1ケ月を終えて(子育て)」 

「Eメール内観1ケ月を終えて(子育て)」              

「Eメール内観」という方法についての感想と、私自身にとってのこの「Eメール内観」の効果についての感想を区分して述べたい。

〇「Eメール内観」という方法についての感想         

多忙なビジネスパーソンには、合宿形式の「集中内観」よりも、むしろ、このEメールを使っての「日常内観」が最適だと考える。

本来一日だけでも集中内観所を訪問、内観療法の一日導入体験を受けた上で日常内観に移る方が良いとされる。

しかし、それとてこの「ウィズコロナ」の時代、またリモート環境が整ってきた今日では、大山所長の動画や、さらには「徹底的に相手の立場、思考、感情から自分を見る」という重要な注意点~私自身も初めのうちよく忘れがちだった~を解説する「導入動画」を申込完了者に見せてから行うといった用意をする事で、万全の構えをとることができると考える。

集客範囲は勿論、全国にとどまらず海外にも広げることも可能となるであろう。
                              
更に「Eメール」テキストという、後日如何ようにも編集可能な形式で内観者と大山所長のやりとりの履歴が残ることで、エッセンスを加工しやすいという利点がある。

集中内観では恐らく指導官との対話や手書きメモといったものなので、後日の再利用を図る際にも自由度が少ないと考えられる。

そして重要なことは、まず、毎日の指導返信メールを「紙に出力してファイルすること」。後日編集するデジタル加工のメリットに加えて、紙媒体をひと月分製本し、読み返しながらマーキングして書き込みを行うことで、学びがより深まる効果があると考える。

要すれば、内観当事者と指導官のやりとりが一冊の本として形に残り、当事者は、再度それを読書で復習しながら、マーキング、書き込みを行えるわけである。
                             
大脳生理学上の「記憶の定着」という意味からも集中して数日間というスタイルよりも、毎日少しの時間でも、1ケ月必ず行う、というスタイルの方が「内観療法的思考様式」の体得に適していると考えられる。

確かに調整さえつけば、日常生活の空間から移動・隔離した非日常空間に缶詰されて集中する方が、密度も濃く、体得レベルも半端ないものになろう。しかし、その反面、日常生活空間に戻った後に「あれは一週間の特別な時間・体験・記憶だった」として忘却されてしまう可能性も否めない。

日常生活の中でふと集中して内観する習慣を身に着けられることの効果が、この「1ケ月間に亘る、『Eメール』という方法」にあると考える。

私自身このひと月の間、こと中盤から終盤にかけては、内観するつもりのない時間にも、内観的な思考方法が自然発生的に湧き上がってくるのを何度も経験することがあった。無意識下に「内観という方法」が刷り込まれていった効果を痛感した瞬間でもあった。            
 

〇私にとってのこの「Eメール内観」の一か月の効果について  

(1)所謂「メタ認知」による自分の振り返りは、漠然とした他者視点での「離見の見」的な手法としてこれまでもやってきていたが、 内観療法による「母」「父」など、具体的な対象人物を設定して その感情を推察する、その対象人物からみた自分を見つめ直す、ということで、「周囲の人の目線と感情を伴いつつ、自分の人生を何度も生き直す感覚」を受けた。
            
自分本位で、走馬灯のように早回しで人生を再体験することではなく、他人という「別のカメラ」から私の生育履歴を、別視点で、そして、その周囲の人の「感情ごと」覗き見ている感じだった。

(2)いかに親という存在が、子どもに対しては、無償の愛、自己犠牲 の上の奉仕、当然見返りなどは求めず、「他人に尽くす」「利他の心」の権化のようなものであったかを痛感した。

(3)こと「父親を対象人物とした数日」の内観では他ならぬ「父としての自分」を振り返ることにつながったことを再認識した男親として自分並み、更には自分を超える男に育って欲しいとの期待を抱くのは親としては当然だろう。

しかし、その期待値を徹底的に伏せられるかどうか。子どもの自由意思を尊重して、自身の人生の選択肢を自分自身で探し、自己決定してゆく。子どもの判断を信じ、失敗を受入れ、リカバリーを待てるような、接し方をするべきであった。

私の父は私にそうしてくれた。私は私の長男にそうできなかった。あまりに積極的に介入しすぎた。「親」の漢字の文字のごとく、距離感をとって、ある程度は放任した方がよかったのだろう。

(4)途中で投げ込まれた「般若新経」の現代語訳がまた格別であった。「他者の視点」「他者の感情」とこだわればこだわるほど、この内観療法の本質が分かるような気はしたが、これとて「こだわりすぎ」なのかもしれない。

「愉しんで生きる菩薩になれよ…」のフレーズが大変印象的だった。もっともっとと、飽くなき向上や完璧主義で自分を追い詰めてきた。自分に厳しいだけならよいが、家族や部下といった身近な周囲の人にもそれを陰に陽に求めがちだった。
 
(5)人生も仕事も万が一を想定して対策を取った上で、後はそこまで最悪なことにはならないだろうと最後は楽観して、不安や悩みを手放すこと、それが自分の信条でもあった。しかしその途上の、「万が一を想定したり」「対策を取ったり」する際に、少々過剰かつ完璧になりすぎていた自分であった。

(6)「努力する人、しない人」の視点。どんな立場や境遇の人もその人なりの努力の余地があるし、それをしない生命は淘汰される。微生物レベルの生き物からしてもそれが宇宙の摂理のように思う。

しかし、高速道路に並走する新幹線の車窓から道路上を見ると、止まっているように見える車も、実は精一杯走っているのだ。自分にその視点が欠けていたのではないか。

結果のみに注目せず、その人なりのプロセスの努力度合いにもしっかり目を配ること。以前、高野山の高僧に「1%の長所を見抜く眼力とそれを組み合わせる力が大切」との示唆も頂いた。今一度思い出そう。

(7)これからどう生きるか。                  
翌日になって、今日一日の自分と周囲のひととの関係性を内観の3質問を以て振り返っている状況を想像しよう。過去を振り返るという構えを「未来の自分が、今を振り返る」構えにも応用する。

そうすれば、今日動いている一瞬一瞬を「相手の視点を持って、相手の感情に寄り添い、自分として運んでいきたい命(運命)を生きてゆくことができるのではないか。

しかし、それもあまり力をいれず、こだわりすぎず、いい加減=良い加減=いい塩梅で行う。そんなことを意識して毎日を過ごしてみよう。  

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Posted by にこにこ和尚 at 10:20Comments(0)